飛行機や長距離列車で目的地に到着して、まず立ちふさがるのは鉄道やバスの券売機/自販機(笑)。
これらのマシンは滞在中、慣れてくると当たり前のように使いこなすことになるのだが、最初はとにかく扱いに難儀する。
タッチ画面操作やボタン操作、クレジットカードやコイン投入の順序、とにかく戸惑う。フランスなんかは券売機にスクロール用のロールバーがある端末もあった(笑)。そこでアメリカのシカゴとニューヨークの地下鉄券売機のお話。
なんとシカゴ(CTA)は現金を投入すると釣り銭が出てこないのである。また、 ZIP確認に戸惑い、クレジットカードが自動販売機で使えないこともあった。
・シカゴのCTAの券売機は曲者
シカゴの地下鉄の券売機は紙幣を入れても釣り銭がでてこない、そういった仕様なのである。そこで、小銭を持ち歩くか、クレジットカードを使うことになる。うかつにお札を入れると釣り銭を失うことになってしまうのだ(笑)。
更に難関がクレジットカードを券売機に投入した際にもある。券売機にZIPコード(郵便番号)の入力を求められる。その際に0を入れるとパスするのだが、この知識がないとシカゴの券売機ではクレジットカードも使えない。シカゴはオヘア空港から市内まで地下鉄で簡単に移動できるので、事前に知っておいたほうがよいだろう。
・アメリカでクレジットカードを使う際の注意
アメリカでカードを使う際、ZIPコード(郵便番号)の入力はやっかいだ。このZIP確認は他国では見かけたことがないので、アメリカ独自のものなのだろう。アメリカ国内のガソリンスタンドも無人のスタンドがけっこうあり、給油機に現金投入口はないので給油する際は、必ずクレジットカードが必要となる。その時もZIPコードの入力を求められ、何度か先に進めず断念したことがある。今度は0入力等を試してみたい。
・ニューヨークの地下鉄でのクレジットカードの使い方
ちなみにニューヨークの地下鉄でのZIP確認には99999を入力する。5ケタの数値なら何でもよいという情報もあり、#を押すだけでも可らしい。また、ニューヨークはメトロカードに残額がチャージされるので、メトロカードを先に買っておれば、お釣りを丸損することはない。
尚、改札が無人だったり、他人がゲートを開けてくれたりで、無賃乗車をしている人をたまに見かける。ただ、アメリカにかぎらずどの国も検札をやっており、私服の係官が無賃乗車を取り締まっている姿に何度か出くわしたことがあるので、旅人は真似しない方がよい。
・ヨーロッパの券売機での注意
また、ヨーロッパの券売機はZIP確認なしで、クレジットカードで購入できるが、最近はICチップ付きのクレジットカードが主流である。スワイプする方式のクレジットカードが使えなかったりもするので、ICチップ付を1枚は持っていないと困る羽目になる。お店ではスワイプする方式のものも見かけるが、なぜか店頭で読み取れないこともあるし、スキミングのリスクもあるので、使用はそもそも避けたほうがよい。