エルプフィルで聴いたコンサート ② / ガーディナーによるハープ協奏曲のような幻想交響曲とベルリンドイツ響の親近感溢れるコンサート

前回の続き、エルプフィルハーモニー・ハンブルクでは、もう二晩コンサートを聴くことができた。
ガーディナー / レヴォリューショネル・エ・ロマンティックとロビン・ティッチアッティ / ベルリンドイツ響 である。

・ガーディナー / レヴォリューショネル・エ・ロマンティックによるベルリオーズ

席は舞台真後ろ、ここは奏者と同じ音が聴けるので、どこのホールでも気に入っている席。コンサートホールの響きは昨日の桟敷席よりも更に良い。中庸の美、響きすぎず、鮮烈すぎず、音楽に集中できる響きである。身体が包み込まれるような響きではないが、音楽を楽しむには良いホールだと実感した。

この音を聴くと開館当時、NDRオケの奏者が自分の響きを聞いて涙したというのもうなずける。ここがホームグラウンドになったオーケストラはかなり幸せ者である。

尚、チケットは完売しているはずなのに、空席がちらほらあるのが少々もったいない。そして、今宵も観客のマナーがよろしくない。私語、携帯着信音、途中離席あり。音響抜群のホールだから、どこで誰がヤラカしているのか、会場内全員の知るところになる(笑)。しかも楽章間の拍手は恒常化しているようで、次の楽章に入るタイミングがいつも乱される。人気新ホールの宿命か、と微妙な気持ち。

・エルフィ3回目のコンサートは ベルリンドイツ響

今回は、水上バスを使って水路でコンサートホールに向かった。トップ画像はその時の写真。おかげで夕暮れ時のエルベ川の景色を写真に納めながらエルプフィルにアプローチ。ちょうどホール裏手に水上バスが停まるので、陸上からは拝めないエルプフィルの造形美を見ることができる。

この日の演目はロビン・ティッチアッティの指揮、ベルリンドイツ響によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とドボルザークの新世界交響曲。お若いのに端正な名演だった。観客もこの3回のコンサートの中で一番お行儀がよかった(笑)。楽章間の拍手はなく、当然フラブラも無縁で皆さん聴き入っている。

若手がバリバリ有名オケを振り、それを暖かく見守る聴衆というヨーロッパらしい構図が垣間見られ、こういうコンサートは気分がよい。
席は前日と同じ、舞台真後ろである 。ただ、今回はモダンなフルオーケストラなので前日の古楽器演奏とは響きが少々異なる。前日は気がつかなかったが、ほんの少しこのホールは残響が短いのでは、と感じた。

ミニチュアワンダーランドのエルフィの模型@Miniatur Wunderland Hamburg 

ハンブルクに滞在中、運良く3日ほどエルプフィル・ハンブルクでコンサートを聴くことができた。なかなかチケットの入手が難しいと評判だが、公式ホームページでもキャンセルチケットが稀にでるし、当日会場前でもチケットを譲る方がいると聞いている。ご関心のある方は根気強くアプローチなさる価値はあると思う。

<各日の演目詳細>
・Orchestre Révolutionnaire et Romantique / Sir John Eliot Gardiner
ELBPHILHARMONIE HAMBURG GROSSER SAAL
SUN, 2 SEP 2018 20:00
-PROGRAMME-
Hector Berlioz
 Le Corsaire / Ouverture op. 21
 La mort de Cléopâtre / Scène lyrique für Mezzosopran und Orchester
 Chasse royale et orage / aus »Les Troyens«
  Jevais mourir / Monolog und Arie der Dido aus »Les Troyens« op. 5
 Symphonie fantastique / Episode de la vie d’un artiste op. 14
-PERFORMERS-
Orchestre Révolutionnaire et Romantique
mezzo-soprano Joyce DiDonato
conductor Sir John Eliot Gardiner

2018/9/4 Deutsches Symphonie-Orchester Berlin / Robin Ticciati
ELBPHILHARMONIE HAMBURG GROSSER SAAL
TUE, 4 SEP 2018 20:00
-PROGRAMME-
Ludwig van Beethoven
 Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 61
Antonín Dvorák
 Sinfonie Nr. 9 e-Moll op. 95 »Aus der Neuen Welt«
-PERFORMERS-
Deutsches Symphonie-Orchester Berlin
violin Vilde Frang
conductor Robin Ticciati

ドイツ / ハンブルク

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