日記文学

戦後ベルリンに希望をもたらした指揮者ボルヒャルトやフルトヴェングラーの縁のティタニア パラスト(Titania Palast)訪問 / 『舞台・ベルリン―あるドイツ日記1945/48』を読む

凄惨な時代に音楽が果たす役割は大きい。ベルリンの壁が崩壊してから四半世紀が経過。戦後ベルリン・フィルの復活に貢献した指揮者レオ・ボルヒャルト(Leo Borchard)に思いを馳せる。● ベルリン逗留中に読んだ終戦前後…

日記文学

色彩と線の画家クレーによるアーティスト論評と谷川俊太郎も惚れこんだ魚の絵 / 『クレーの日記』と『クレーの絵本』を読む

素晴らしい装丁だけでも手にしたくなる『クレーの日記』。クレーはヴァイオリンの腕もプロ級で、文筆力を含め才人だった。そのクレーが淡々と日常を描いた日記の中からアートや音楽について抜粋をまとめてみた。クレーは絵画のみならず…