大きめのウエストポーチやポケットをたくさん備えた小型ザックなど、旅行時の鞄をこれまで幾度も試してきた。このところの旅の目的は街歩きに、博物館、美術館巡りが主となり、夜はクラシックのコンサートやオペラにも通うことも多い。
そうすると、やはりザックやウエストポーチでは案配が悪い。また、一日中写真を撮りながら、街を歩き続けるので、両手は空けておきたいし、買物したものを少々入れる程度の鞄の容量は欲しい。
一方、鞄は常に持ち歩くので見栄えが悪く、大きすぎるものは避けたい、と我が儘な条件をクリアするバッグはなかなか見つからなかった。
旅では、履き心地の良い靴の選択も重要だが、使い勝手の良い鞄の選択も同じく重要、共に常にお世話になるアイテムだからだ。
気に入って使い続けているのが、ファザーズバッグの agnate(アグネイト)。とても軽く1kgを切る720g程度、更には防水で、容量も大きい。そしてポケットがとても機能的、このところの旅行ではこれ一つでこなしている。
● 細やかな設計配慮のファザーズバッグ agnate
● ファザーズバッグ agnate の便利機能
● ファザーズバッグ agnate の購入はこちらから
● 細やかな設計配慮のファザーズバッグ agnate
なんと、こちらの鞄は商品名が示すとおり、育児バックなのである。けっして旅行用として設計された訳ではない。しかしながら、これが旅先でも、ビジネスなど日常使いでも滅法強い。
そもそも持ち歩き鞄に備わっていて欲しい以下の5点すべてが、ファザーズバッグの 『agnate』には完璧に備わっているのだ。
・軽量
・高い防水性
・中身の取り出しが容易
・そこそこの防犯性
・見た目の美しさ
この鞄で一番気に入っているのが、水に強いこと、つまり高い防水性である。生地はもちろん、ファスナーまで止水式なので、肩掛けをして雨の中、バイクで走っても中身は一切濡れぬほどの防水能力がある。そこまでヘビーに使わなくても、傘をなかなかささない欧州文化では、この防水仕様はとても助かる。突然の雨でも中のカメラや電子機器が一切濡れることがない。

そして、 本体生地で使われている「Cordura 335HPポリエステル」は雨に強いだけでなく、汚れに強く、強度も充分。どんなところに置いても安心なのが心強い。また、鞄の持ち手には芯が入っている細やか設計。おかげで地面に置いても、持ち手がピンと伸びているので、それを掴んですっと持ち上げることができる。

鞄の持ち手まで、細やかな配慮がなされた設計のこの鞄、他にも多種多様の工夫が仕込まれている。その設計コンセプトの底流にあるのが、毎日の育児を円滑、かつストレスなくおこなえるようにすること。
必要な持ち物を機能的に収納し、更に子供の撮影などに用いるカメラや時折必要になる紙資料等々がストレスなく収納し、片手でも出し入れができるような設計になっている。更にはストラップの軽量化まで配慮し、鞄自体の軽量化に注力したり、金具の位置を抱いた子供の身体に当たらないよう工夫したり、これらが日常使いをする上で育児以外にも、ことごとく効果的に機能する。
● ファザーズバッグ agnate の便利機能
・マグポケット
この鞄の各パーツを見ていくと、設計者の細やかな設計思想と盛り込まれたたくさんの機能を感じ取ることができる。

まず、活躍するのはこの両サイドにあるマグポケット。少々大きめで、ストッパー付の紐でしっかり口を閉じられるのがよい。このマグポケットの底にはエア緩衝材を敷き、パンケーキレンズを装着したミラーレス一眼をいつも入れている。シャッターチャンスの時にカメラをすぐに取り出せるのが便利だ。また、ストッパー付の紐でしっかり口を締めていれば、どんなに激しく動いてもカメラが飛び出して落ちることはない。また、サブポケットにはレジ袋やウェットティッシュなど、これまたさっと取り出せると便利なものを入れるのにちょうど良い。
・ノールック耐雨ポケット

次に便利なのが、このノールック耐雨ポケットと呼ばれる、外側についた2つの大判のポケット。幅広のフタなので雨が入らないのに、マグネット留めなので、開閉がとても楽。小型タブレットや小銭入れを入れるのにちょうど良い。片手で取り出せるので、入国審査時にパスポートを入れておくなど、とっさのやりとりをする時のポケットにも使える。
・外側のサブポケット

外側のファスナー付のサブポケットにはチケットや部屋の鍵など貴重品を入れていることが多い。また、海外ではスリなどにも気をつけたほうがよいので、スマホは、このサブポケットのインナーポケットに入れている。しっかりファスナーを締めれば、中の物を抜き取るのは難しい。
・メインのポケット

そして肝心のメインのポケットにある2つの仕切り(マジックテープで取り外し可能)があるのが便利だ。この仕切りで区切られた3つ区画の底にはコットンのエコバッグを緩衝材替わりに敷いて、レンズや予備のカメラなどを入れている。容量が大きいのでミラーレスのレンズであれば望遠ズームに広角など数本+カメラはスルリと入るし、更にペットボトルやお弁当のサンドイッチなども余裕で入れられる。
また、ノートPCやA4の資料をメインのポケットから一括して取り出せるように、新たな仕切りを自作した。自作と言っても100円ショップで買ってきたマチなしのクリアケースにマジックテープを貼っただけのもの。これを使うと仕切り2つをそのまま使い、手前にはA4サイズのものがたくさん入るので、重宝している。
更にこのメインのポケットには、マグホックがついている。つまり、ファスナーを締めなくても、鞄のポケットが開きっぱなしにならない。ちょっとした拍子に鞄が開けっ放しにならないのも助かる。予想外に便利なのが、スクーターなどのバイクに乗っている時。停車時にグローブをしたまま駐車券などを取り出せるのだ。
・内側のサブポケット

ここには薄手のバッグインバッグを入れて、細々としたものや出し入れを頻繁に行なわない貴重品を入れている。
● ファザーズバッグ 『agnate』(アグネイト)の購入はこちらから
在庫が少なくなってきているらしいので、購入されたい方はこちらから。現在は在庫処分の目玉価格になっている。
https://sdtricks.thebase.in/items/673304
また、バイク乗りには、こちらのストラップの長さ延長加工もお勧めである。

スクーターに乗るときは、このストラップ延長によって、膝の上に鞄を寝かせて置くことができるようになり、使い勝手が幾重にも増す。
https://sdtricks.thebase.in/items/2024094
