東京からはアクセスの良い山梨県 甲府、アクセスが良いだけに逗留をする気分になれず宿泊を見送り続けていた。
甲府は厳しい気候でも有名だ。夏は盆地気候故に、高速道路をバイク走行中でも思わず走り抜けたくなる灼熱地域であり、PAでの休憩することすら遠慮してしまう、冬もかなり寒い地域である。そこで、その寒暖の隙間を狙う形で甲府に滞在をしてみた。
そもそも甲府での所用は東京からであると日帰りで済んでしまう、ところが無為に2、3泊もすると、やはり街の表情が見えてきて、とても楽しい滞在となる。
大きな商店街は人はまばらながら、小綺麗な店も多く、どのお店も健闘中、アーケードの散策もなかなか楽しい。また、お土産品ではあるが信玄餅も各様の店舗展開や工場見学まであって、これまた楽しい。
● 甲府の美術館・博物館・史跡
・山梨県立美術館
・山梨県立文学館
・山梨中央銀行 金融資料館
・印傳屋上原勇七 印傳博物館
・山梨平和ミュージアム・石橋湛山記念館
・山梨近代人物館 / 山梨県庁舎別館
・藤村記念館(旧睦沢学校校舎)
・甲府城址
● 甲府近郊(大月)の博物館
・山梨県立リニア見学センター
・尾県郷土資料館
● 甲府の美味しいスポット、お買い物スポット
・丸十パン 本店
・わかみや @甲府 熊野通り
・ぼんち
・岡島百貨店
・甲府中央商店街(甲府銀座通り商店街)
・山梨万年筆商会
● 甲府と言えば信玄餅
● 甲府ツーリングで利用した宿泊施設
● 甲府の美術館・博物館・史跡
・山梨県立美術館
![山梨県立美術館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/aa4752a4641b392ff0e3d4d998d8c6db.jpg)
リニューアルされ、ゆったり観ることができ、欧州の美術館のようで感動する。10年以上ぶりの訪問であったが、もっと早く再訪すればよかったとの想いを強くした。そして、やはりミレーの収蔵作品群は凄い。展示室Cの萩原英雄の独特の版画製作過程がわかる展示も出色で見逃せない。キャプションも良い案配なので、これだけ空いている曜日は撮影可にしてもよいと思う。
尚、甲府昭和インター降りてすぐのところにあり、東京方面から行く際は手前のインターで降りぬほうがよい。
![山梨県立美術館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/0241944b5709c7074da6e1b655dc3ffb.jpg)
![山梨県立美術館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c8c248f15db5d1c3cfa34a42a53df97f.jpg)
・山梨県立文学館
![山梨県立文学館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/78371ad2b953b2ea14cc8d2ba1a8c602.jpg)
美術館の向かいにあり県立美術館との共通券がある。文学館は見るべきものが自筆原稿程度なので通常は足が遠のくが、これを反省するほど充実した内容である。ちなみに山梨に少々滞在した作家も縁の作家扱いとされており、展示作家数も多く、館内も広くて実り豊かなひとときである。読みたい本も多数発見し、改めて文学館巡りもよきものと再認識した。
・山梨中央銀行 金融資料館
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/2028c81ccef19586afb67b58357bab76.jpg)
甲府で1番のめっけものの博物館。企業史資料館としてだけでなく貨幣博物館としても立派で、日本のすべての貨幣が一望できる。また、十番目の国立銀行だっただけに、日本の銀行史をも旨くまとめられており、これを俯瞰して学んだ。
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c6270bc73f6d0bb57e85e0ebf98ea3cc.jpg)
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c61c1e9bcb5d36fd2823d4634920c9f5.jpg)
国立銀行と現在の継承銀行のパネルが面白く、第1から第153まで分布図と共に列記してある。これを見ると名古屋第11銀行よりも早く設立された山梨の第10銀行は先見の明があったのだろう。
地元銀行なのに、甲州財閥たちの見立ても面白く「本物の財閥というより商人であり、乗っ取り屋であった」と(笑)。
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/eadbae941bec0251d182db0003a9df87.jpg)
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/b82fa4ca41cd7678c6f9423952b1d610.jpg)
貨幣史も興味深い。1両とは穀物の黍(キビ)に由来する。1両=24 銖(しゅ)でこれが黍2400粒に相当する質量の単位。これが甲州金の通貨単位として使われ、江戸幕府も使用するようになったという。つまり、通貨単位は山梨由来。ご丁寧に黍2400粒もしっかり展示されている。
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/873c2238f57f35517d806df531853f21.jpg)
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/35fb0c1fd814788eaae4c115b8d4ee99.jpg)
企画展の「世界の貨幣」は力作であった。フランス革命時にルイ16世の肖像画がお札に印刷されていた為に国外脱出できなかったことから、お札の肖像画は国王から文化人に変遷していったこと。また、庶民の肖像も多いこと、オーストリアの偽造防止技術が優れていることなど興味がつきない展示内容が目白押しである。
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/a9319da1b42bc2f9d6af1da206b00b27.jpg)
![山梨中央銀行 金融資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/d97943b6063eb153b1422cf6dd96c821.jpg)
・印傳屋上原勇七 印傳博物館
![印傳博物館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/8ee772196b438946acdb37c17ed4df08.jpg)
エントランスで上映されている動画が印傳についてコンパクトにまとめられ上質、こちらでまず印傳の製造工程や歴史、由来を知る。店舗併設ながら自社商品案内に留まらず、その昔火消しが着用した革羽織や印籠など様々な用途で使われたものを展示している。染革や模様付けも多彩で、奥深い工芸品である。金融資料館から近く、昔の街道筋だったのか大きな家立ち並ぶ道を歩いてすぐの場所にある。
![印傳博物館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/5e32bedd9c3ff726d3fd14ea177cb9c7.jpg)
![印傳博物館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c186aeb1138fdd3625dd8b95d3cbdd82.jpg)
・山梨平和ミュージアム 石橋湛山記念館
![石橋湛山記念館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/294f071758454a425b5bd3cc8d5a5ccb.jpg)
玄関先で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて入場するアットホームな雰囲気であるが、展示品は充実の一言。湛山を敬愛する館長が発起人となって建てた私設博物館で、入場すると館長自らが案内をしてくださる。
石橋湛山は、短期間ながら首相まで務めた人物で、彼の生い立ち、戦中でも考えを貫く姿勢、日中国交回復の立役者と、どのパネルも読み応え充分。寄贈本も多く並び、それらのタイトルも興味深い。
![石橋湛山記念館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/693d3f73855f5df07f4907fd337395e9.jpg)
![石橋湛山記念館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/912eb660dd9ffaa65881b6f7cb68d7f2.jpg)
平和に関する展示では無差別爆撃の展示が目をひく。甲府空襲は、終戦間近で既に日本には主要な爆撃目標もなくなった時期であった。軍需工場も甲府にはなく、東京大空襲の避難者も多くいる都市への爆撃であり、市内7割近くが焼け野原になった惨事である。一方、この展示では無差別爆撃の先駆けである日本軍の重慶爆撃は井上成美が立案したと初めて知った。
(施設概要)
1.甲府空襲・甲府連隊など15年戦争に関わる資料を収集・保存・展示して、戦争の事実と実相を次世代に伝えていく。
2.平和・民権・自由主義を貫いた山梨出身の石橋湛山の生涯と思想を紹介する。
3.私の展示コーナーなど、市民参加型の運営を重視する。
4.平和憲法の意義、戦争と平和に関する情報を発信・交流する「平和の港」としての役割をはたす。
尚、印傳博物館から歩いたが距離は1キロちょっとほどある。途中、奥村醤油醸造所や若奴食堂と風情があり、名店とも言える中華料理屋 わかみや を見つけたので、やはり徒歩での散策は楽しい。
![石橋湛山記念館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/f68f2bfff73bc7c243cede69d4ed75ca.jpg)
![石橋湛山記念館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/62cd3a97c56d4814e476d55a3c3271a6.jpg)
・山梨近代人物館 / 山梨県庁舎別館
![山梨近代人物館 / 山梨県庁舎別館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/4b9fa5e600d723902caf5212f034764a.jpg)
表通りから見えるのは県議会議事堂で、その横の旧山梨県庁庁舎の3階が博物館となっている。ここでは山梨ゆかりの人物の展示が見られるも、やはり主役は1930年(昭和5年)に竣工し、甲府空襲を免れた旧山梨県庁舎。堅牢で美しい外観だけでなく、旧知事室や正庁も見られ、これらとエントランスなどは創建時に戻す改修まで行なわれている。建築保存のお手本のような施策も見事。
改修前の様子はこちらのから確認ができる。
http://babasekkei.co.jp/works/yamanashikencho/yamanashikencho-photo/
![山梨近代人物館 / 山梨県庁舎別館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/599e4ad2558572ea576157c5a38d16dd.jpg)
![山梨近代人物館 / 山梨県庁舎別館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/fc09e823f376a8076cc3018a9063f88b.jpg)
・藤村記念館(旧睦沢学校校舎)
![藤村記念館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/1d4d06a059acef97568a70ee2eacd50f.jpg)
甲府駅の真裏に位置する古い学校校舎。ここでは甲府の博物館あちこちに展示されていた県営勧業製糸場の錦絵の詳細がわかった。126mもあるレンガ造りで、富岡に次ぐ規模だったらしい。簡単ながら山梨の古い建物の解説パネルがあり、これらと隣の甲州夢小路なるかつての甲府を再現した商業施設を見るために訪れるのもよい。
付近の甲州夢小路には立派な塔「時の鐘」があり、これは1818年の鐘楼を再現したもの。塔の下のスイッチで誰でも鐘を鳴らすことができる。この甲州夢小路は小洒落たお店が並び一休憩するのにちょうど良い。カフェ Meli-melo di piatto にて一休憩し、山梨ワイン(蒼龍葡萄酒 プレミアム メルロ&カベルネ)をいただいた。もちろん美味しそうなケーキとコーヒーもある。
![甲州夢小路](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/3403bb9ede11ddde671f6ac093cc7045.jpg)
・甲府城址
![甲府城址](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/0ef318836efda5d7f736e703cb337af5.jpg)
今も街の中心部に城跡があり、中央線甲府駅や官庁街、商店街が城跡に隣接する。かつては内城が葡萄の試験場や葡萄酒醸造所としても活用されていた。本丸からは街を一望でき、遠くに富士山が映える。
資料館など展示館こそないが、整備された城跡でもあるので史跡として貴重、また高台から市内全域を物色できるので良い。
![甲府城址](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/4fafb3e7633b01910124577492bddf87.jpg)
![甲府城址](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/46ad1dc8cf3daf79766838fe4e0a490f.jpg)
● 甲府近郊(大月)の博物館
・山梨県立リニア見学センター
![リニア見学センター](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/410afa6b6ab646c177db89113c14255a.jpg)
大月インターで降りてから田舎道を走る。途中かなり狭い道も通るので巨大施設がある立地としては少々風変わり。しかし、建屋は2つあり広い駐車場も完備されている。団体客も多い様子だ。
展示スペースは広いが、丹青社による動画や展示物は内容が薄くつまらない。一方、実物車両の内部や、すぐ目の前を時速500kmで通過するリニア車両は見物である。走る様は稀にしか見られないと思いきや、何度も目の前を往復しており、車両位置情報も掲示され、見逃すことはない。この目の当たり体験は格別であった。
![リニア見学センター](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c6a061f900aaf427c385feae28f53465.jpg)
![リニア見学センター](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c5c347ec6a7f9d817428d5cfcf7eb5f2.jpg)
しかし、1962年の研究スタートから2027年の開業へ、と膨大な時間をかけている一大事業である。時が流れる中での経済効果やエネルギー効率などの変化、見立ての説明があってもよい。そして、2棟もの巨大な施設があるのだから、技術のPRだけでなく各種課題についても少しくらいは触れるべきと感じた。
![リニア見学センター](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/00edd38ebc86405223701645588819b9.jpg)
![リニア見学センター](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/01d4e350165fbf70cbf485b1ea47ddc4.jpg)
・尾県郷土資料館
![尾県郷土資料館](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/b6fe982b470b6cd876f78bb5f9d3f6e9.jpg)
明治11年(1878年)に開校した小学校が藤村式建築故に保存され郷土資料館となっている。山梨県に残る藤村式建築5つの内の1つで山梨県有形文化財。山梨県立リニア見学センターに近く、前を通った。藤村式建築についての詳しい説明は甲府駅前の藤村記念館内の展示に詳しい。こちらも旧睦沢学校の校舎であり、藤村式建築である。
● 甲府の美味しいスポット、お買い物スポット
・丸十パン 本店
甲府駅周辺を散歩中に見つけた、大正10年創業の由緒あるパン屋さん。あまりに美味しくて運の良い出会い。レモンパン、ナポリタンロール、チーズとマヨネーズのスナックパンをいただいた。レモンパンは一番人気でメロンパンのようにクッキー生地が被せたカリふあパンでレモンの香りがほんのり。関東圏にある「丸十」の屋号のお店のほとんどが、ここで修行し出店していると言う。
![丸十パン 本店](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/345dac83c6937f68c5ba3f1b51fc2894.jpg)
![丸十パン 本店](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/ed011bca2021fdf9fc2c1990c0c8295b.jpg)
・わかみや @甲府 熊野通り
![わかみや](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/ce44a2e025480e070000f028019c0848.jpg)
博物館に巡りの途中に店を見かけ、スレートの掘っ立て小屋のような外観に迷ったが意を決して入店。席は座敷席でテーブルが3列、コロナ対策もしっかりしていて、仕切りもあり、個別名前と連絡先も書かされる。
料理が登場し、その別格の味わいに驚く。パラパラの炒飯に、テカテカ光る甲府の名物 鳥もつ煮 、そして、ネギそばの黄金スープはネギ油を混ぜて2度美味しい。甲府に出向いたらまた立ち寄りたい。
![わかみや](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/70f561417ba5612d54779830a8353166.jpg)
![わかみや](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/a1e6629dd96c2f73c4b45d2952ae6b99.jpg)
・ぼんち
![ぼんち](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/4839f73ac857c42d08639356c5553014.jpg)
山梨県立美術館から徒歩圏内、裏道を歩くと美術館の裏手からすぐに到着する。店構えは上品な雰囲気が漂い、デカ盛りがウリとは知らず入店した。
ラーメンが最少量と思われるも、器は普通サイズでも麺は2玉以上入っている。焼きそばは巨大。但し、お味は共に優秀。帰り際にお店の方から「もう少しゆっくり食べればよいのに」と言われるも、完食するにはそれは無理(笑)
駐車スペースもあり、ラーメン 500円、焼きそば750円、お味や分量から、よくこの値段で出せるな、と思う。
![ぼんち](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/56d865d372f0729b018a16fcc76e72d0.jpg)
![ぼんち](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/bc8989c79c5c7648caadc421c9694321.jpg)
・岡島百貨店
幾度の苦境を乗り越え、市内中央に位置する百貨店。集客には厳しいところを感じたが、上階に大型書店、各フロアにも相応のブランド店が堅持され奮闘中の様子。地下の食料品街は使い勝手がよい印象を受けた。また、信玄餅など甲府土産も扱っており、お土産のまとめ買いにちょうど良い。
![岡島百貨店](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/P1280242.jpg)
・甲府中央商店街(甲府銀座通り商店街)
甲府中央商店街をWikipediaをみて、随分と活動的な商店街であることを知り、イオンなどの大型店との攻防が興味深い。また、キティちゃん神社事件など、今となっては微笑ましい出来事もあったようで、応援したくなる。訪れる際には、こちらの事前知識をもって、回遊したいところ。コロナ渦でもひたむきに営業している飲食店も多数あり、応援したくなった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E5%BA%9C%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97
![甲府中央商店街](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/cc0edd37e14ebacd0868f8eb09489413.jpg)
![甲府中央商店街](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/3f80275c26eda7736d6131247517fd31.jpg)
・山梨万年筆商会
散歩で見かけた山梨万年筆商会のディスプレー、秋の装いが見事であった。
創業はなんと1948年(昭和23年)商店街に万年筆屋さんが残る偉大な甲府の商店街にも驚く。ホームページからも筆記具への愛情がうかがわれる。
![山梨万年筆商会](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/4ac120772cce9fc58a1184055c64ee1c.jpg)
● 甲府と言えば信玄餅
興味本位でライバル2社、商標を持つ金精軒、先行発売の桔梗屋を比較してみた。食べ比べればわかる程度に味も少し異なる。金精軒は甲府市内に本店、青沼店、kinseiken 甲府駅店と数店舗があるが、どれも暖簾分けで別経営、信玄餅のみが共通商品で他の和菓子は各店特色がある。
・金精軒各店
金精軒 本店はバス停前にあり、甲府駅からバスで10分ほど。落ち着いた広めの店舗であった。青沼店は大病院の向かいにあり、見舞い用途で重宝するのだろう。小規模ながら手ごろな和菓子が並ぶ。店主が丁寧な方でついあれこれ買ってしまう。こちらでは「いもきんつば」が美味しかった。信玄餅は冷凍されているのですぐには食べられない。
一方、桔梗屋は工場をテーマパーク化し、菓子以外に飲食店、惣菜店も展開。年商90億円の巨大企業で驚く。
![金精軒 各店](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/b3157c166d26d16ca06659aa9e113cea.jpg)
![金精軒 各店](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/665bc49f5a1e34ffb05a1e834c32fafa.jpg)
・桔梗信玄餅 工場テーマパーク
きな粉の香りを嗅ぎながら、ラインに並ぶ信玄餅に粉をまぶし、黒蜜を乗せる工程を眺める、楽しい工場見学。蝶結びの包装はなんと手作業。ライン毎に工夫がなされ手法が発達している様も面白い。敷地内にアウトレットやコンビニまでもあり、信玄餅のつかみ取りは超人気。
![桔梗信玄餅 工場テーマパーク](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/70e4e8421fcc0c727741b05bcc4cbddb.jpg)
![桔梗信玄餅 工場テーマパーク](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/6a6c91f2abfca96ef01bf75a9048268e.jpg)
・桔梗屋 グリーンアウトレット1/2
人気の工場見学の際に立ち寄るので、店内はかなりの混雑ぶり。信玄餅以外にも、「ハイジの野菜畑」の野菜、きんつばや大福、煎餅など多様な菓子類も販売している。菓子類はパッケージがなされていないが、自宅用になら充分であり、いろいろな味を楽しめるのがよい。
![桔梗屋 グリーンアウトレット1/2](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/a6f42f7126adb7b5a833a369ecf12986.jpg)
![桔梗屋 グリーンアウトレット1/2](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/c55844a280171e04931a2d4d8b499b3e.jpg)
● 甲府ツーリングで利用した宿泊施設
・甲府 ワシントン ホテル プラザ
甲府駅からやや離れているものの中心街(商店街)に隣接し、利便性は高い。大型バイクの駐車の相談に丁寧にのってくれ、宿泊するバイク乗りも多い様子で、入口にも大型バイクが何台が停まっていた。当初玄関軒下にバイクを置かせてくれるとのことだったが、駐車場奥の従業員作業の荷積み場所を駐車の為にあてがってくださった。
![甲府 ワシントン ホテル プラザ](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/bdae2ff9d3ba05b1aab86218ed234a14.jpg)
![甲府 ワシントン ホテル プラザ](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/26c4553f19d07f59f6faacacf332d492.jpg)
窓からの景色は10階でなかなか、朝焼けが綺麗で富士山も見られる。
![甲府 ワシントン ホテル プラザ](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/80ce85871d1639c6e7473fe19af51e65.jpg)
![甲府 ワシントン ホテル プラザ](https://jtaniguchi.com/wp-content/uploads/2022/03/638beefd8e9c1953bf52056c0ac6116f.jpg)