魚を巡るヨーロッパ史 2 タラ(鱈) / ヴァイキングから始まる『鱈―世界を変えた魚の歴史』を読む
欧州旅ではなるべく魚を食べるようにしたところ、各地の市場を覗くのが楽しくなった。街中で魚屋を見かけることが少ない国もあるが、市場にはほぼ必ず魚屋があるし、燻製魚屋などもあって、魚食のバラエティに富んでいることもある。こ…
書籍 古書 文化 歴史 地理 芸術 音楽 美術
欧州旅ではなるべく魚を食べるようにしたところ、各地の市場を覗くのが楽しくなった。街中で魚屋を見かけることが少ない国もあるが、市場にはほぼ必ず魚屋があるし、燻製魚屋などもあって、魚食のバラエティに富んでいることもある。こ…
ワイマール文化が花開いた1920年代のベルリンの香りについて。退廃的なオペラの話からノレンドルフ駅近郊のゲイタウン、カバレット(キャバレー cabaret)を巡りつつ、黄金の20年代に思いを馳せてみた。旅の最中に持ち歩…
欧州旅での食事はどうしてもお肉中心になってしまうが、旅先ではアパートを借りることが多いので、なるべく魚を調理したりして魚食に励むようにしている。港町ハンブルクでは魚サンドをパクついて、同じく港町のグダニスクでは市場の魚…
凄惨な時代に音楽が果たす役割は大きい。ベルリンの壁が崩壊してから四半世紀が経過。戦後ベルリン・フィルの復活に貢献した指揮者レオ・ボルヒャルト(Leo Borchard)に思いを馳せる。● ベルリン逗留中に読んだ終戦前後…
パリのジャックマール アンドレ美術館でのコンサート、サロンのような雰囲気の中でシャンパンが供され、シャンパンはこのような栄華の中で育まれてきたことを思い出した。しかし、お酒の歴史を振り返ると華やかさだけではなく、戦争と…
ウクライナは長らく行ってみたい国リストの筆頭にあった。その大きな理由はキエフ(キーウ)のオペラやバレエの観劇であったが、それにも増してウクライナの豊かな食材にも惹かれていた。このところ東欧諸国やバルカン半島の旅が続き、…
音楽家と愛好家、こうも音楽にかかわる人々がウィーンに引き寄せられるのはなぜか。映画『第三の男』、ロマ(ジプシー)の人々、コロラトゥーラソプラノとして著名な歌手・グルベローヴァの歌声に触れながら迫る。映画『第三の男』(T…
前回からの続き。渥美清やビートたけしらが活躍したフランス座、彼らはストリップ劇場の幕間のコントで名をなしてきた。その日本のストリップ劇場の手法の源流にはバーレスク(Burlesque)があると思われる。バーレスクとはお…
SNSでちょっとした流行になった「7日間ブックカバーチャレンジ」。趣旨は読書文化の普及に貢献するためで、好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿するというもの。外出を控えたいこの頃、なかなかの好企画で、人様の投稿も楽しみな…
前回からの続き。東洋館の前身はフランス座というストリップ劇場、ストリップの合間にコントなどをやっていた時に専属の芸人の一人となったのが寅さんで有名な渥美 清。一冊の本を読んで、渥美清はフランス座をはじめとした舞台で大活…