ソファーの老朽化が著しかったが、廃棄や買い換えが面倒で、なんとなく使い続けていた。しかし、ゆっくりとオーディオを楽しむ時間が増えるにつれ、もう少し腰を据えて音楽に向き合いたいと考えるようになり、人様のオーディオルームやリスニングルームが気になり始めた。
オーディオ愛好家の方々のお部屋写真を拝見しているとカリモクの素敵なリクライニングチェアなどが目につく。やはり、こんな快適な椅子で音楽をゆったり聴きたいなという気持ちが強くなった。
○ ニトリの電動リクライニングパーソナルチェアに出会う
○ 4つの電動モーターによる微調整が可能
○ ニトリ 電動リクライニングパーソナルチェアの便利な各種機能
○ 必須である設置と引取サービス
○ 聴きかけCD、読みかけ書籍の整理にニトリ スチールワゴン「トロリ」
○ ニトリの電動リクライニングパーソナルチェアに出会う
やはり前からカリモクの製品は気になっていて、店頭で目にすると腰掛けて座り心地の良さに感心もしていた。

それで音楽観賞用の椅子をさらに調べてみると、ニトリの電動のリクライニングチェアをオーディオ用途で使っている方の記事が目に入った。電動製品は故障時の対応が面倒になりがちであるため、当初は避けたいと考えていた。しかし、その記事には「リクライニングの微調整が可能な点が非常に快適」と記されていた。そして、ニトリの製品は5年保証がついているとのことでもある。
デザイン性の高いカリモクのリクライニングチェアには強く惹かれていたが、まずは近くのニトリに足を運んでみることにした。

○ 4つの電動モーターによる微調整が可能
ネットの記事で見かけたのは電動モーター2個入りであったが、店舗には4モーターのものも展示してあった。2モーター仕様では、背もたれと足元(フットレスト)が稼働する、一般的なリクライニング機能に限られる。一方、4モーター仕様では、首元(ヘッドレスト)と腰部(ランバーサポート)まで個別に電動で微調整が可能となる。

背もたれに寄りかかった形で腰を浮かせてサポートするランバーサポートはオフィスチェアでもよく採用されている。これが腰の弱い人にはとても効果的であり心地よい。長く座っていても疲れを感じさせないのである。

そして、ヘッドレストの調整が音楽鑑賞において、きわめて効果的なことがわかった。オーディオで音楽を鑑賞する際に、耳の位置をスピーカーに向けて細かく調整できることは、想像以上に効果が大きい。

そもそも、ソファーでは背もたれに頭が沈み込むのもよくなかった。頭がクッションに埋もれてしまい左右の音をとらえにくくなるのだ。今回購入したニトリの電動リクライニングパーソナルチェアでは、頭がクッションに埋もれることがなく、顔を自然に前方へ押し出す形となり、結果として耳の高さを適切に調整できる。

そして、椅子の背後に設置した 木質吸音材「TOPAK Q-on」の効果も発揮しているようだ。吸音材の露出面が拡がり、後方からの反射音もしっかり押さえられている。

木質吸音材「TOPAK Q-on」については以下の記事を参照ください。
映像鑑賞中心のシアター用途であれば、4モーター仕様はややオーバースペックかもしれない。しかし、オーディオ用途においては、この4モーターによる制御がほぼ必須だと感じた。リラックスした姿勢のまま、最適な耳の位置を細かく探ることができるからである。
そして、耳の位置を調整すると、ここまで音が変わり、再生音の拡がりを感じられるとは驚いた。
○ ニトリ 電動リクライニングパーソナルチェアの便利な各種機能
フットレストはかなり前まで伸び、背もたれも後ろに深く倒れるので、とても快適である。フラットにして心地よい音楽をかけるとすぐに眠りについてしまうほどだ。

但し、フラットにするとかなり場所をとるのでチェアの設置スペースをあらかじめ確認しておく必要がある。
カタログには 幅76×奥行84×高さ105cm とあるが、後ろには35cmほどのスペースが必要で、完全に倒すとフットレストから背もたれまで全長160cmにもなる。また、専用テーブルをつけると幅も最短で100cmは必要だ。
あまりに気になったため、ニトリの店舗でメジャーを借りて実際に計測してみたほどである。

専用テーブルはリモコンやタブレットなどを置くのに便利である。高さも7段階に調整でき、くるくる回るので膝上のテーブルとしても使える。左右のどちらに取り付けるかも最初に選択できる。便利すぎる機能なので是非購入時から取付けたい。

そして、専用テーブルが回転するだけでなく、椅子本体が280度回転し自由に向きを変えられることも、椅子から乗り降りの際に地味に便利であった。
そして、USB電源がついていることもとても助かる。専用テーブルに置いて充電しながらちょっとした操作や閲覧に使う際にも重宝している。ただ、USB電源の場所が椅子の脇、自分の脚と干渉する位置にある。そこで、L字USB変換アダプタを購入し、ひと工夫加えてみた。
取り付けるとUSBケーブルを上から挿せるようになるので、脚にも干渉しないしケーブルも痛まなくなる。

○ 必須である設置と引取サービス
注文時に設置と引取サービスを依頼したが、大正解であった。配送員による設置は3,300円を要するが、ニトリの配送員の方が組立てから梱包材の処分までおこなってくれる。重たい電動椅子を2階まで運び、大きな梱包材をそのまま持ち帰ってくれるのだから依頼するにこしたことはない。
ニトリの配達員の方が組立てる様子を眺めていたが、確かに自分で組立てることも可能だが、手際の良さはかなわない。そして、フット部分の取付けは電動スイッチを押してフットレストを上げきってから裏のネジ止めをするとか、椅子下の支えはロックがかかる仕組みらしくネジ止めはないとか、組立て時のノウハウも存在する。
いずれにせよ、人が全体重を預けて座る家具である以上、確実かつ頑丈に組み立ててもらいたいところである。ちなみに伺ったところによると組立て時のネジのトルクは10.5とのことであった。
また、引取サービスは4,400円であるが、これも依頼したほうがよい。古いソファーは裏側を裂いて背もたれを外してから1階に運搬していただいた。当然のことであるが1人では無理な作業である。

電動リクライニングチェアの組立て、専用テーブル装着、2階への運搬、梱包材の廃棄、旧ソファの解体撤去を結果的にお願いした。これらの作業は、とても一人で対応できるものではなく、「依頼」というよりも必須事項に近いと感じた。
○ 聴きかけCD、読みかけ書籍の整理にニトリ スチールワゴン 「トロリ」
このリクライニングチェアと同じくニトリの店舗にて、リスニングルームにうってつけなアイテムを見つけた。「トロリ」というキッチンワゴンなのだが、これが聴きかけのCDや読みかけの書籍の収納にとても便利なのである。

ヒントになったのは、こちらの学者の方によるXでの投稿であった。
これを読んで、イケアと同種のキャスター付きワゴンを探しているうちに、ニトリのキッチンワゴン「トロリ」に行き当たった。実際に使ってみると、CDや書籍の収納にぴったりである。イメージとしては、図書館にあるブックカートのような使い方である。部屋の邪魔にならない場所に配置したり、資料として使う際には机の脇へ自由に移動させたりと、用途に応じて柔軟に使うことができる。

この「トロリ」のバスケットはスチール製で強度も十分あり、たくさんの書籍を置いても問題なさそうである。そしてCDは、1つのバスケットにぴったり二段で収納できる。

これまで聴きかけのCDは平積みにしていたが、このように並べると背ラベルも見やすく、すぐに取り出せる。おまけに場所も取らない。また、各バスケットの高さを自由に調整できるため、視認性が高く、出し入れもしやすい。

この「トロリ」には高さ90センチと60センチの2種類があるが、部屋に置いても圧迫感が出にくい、60センチの低いタイプを選択した。この高さであれば、椅子に座ったままでも使い勝手がよい。また、色のバリエーションも豊富なので、部屋の雰囲気にもよくなじむ。
リクライニングチェアとの相性もよく、いまではリスニングルームに欠かせないアイテムとなっている。




